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香りの効用

外の気温はなんですか?
まるで人間を攻撃するかのような殺人的日差し。
そのうち火傷でもしそうな勢いでございます。

夏、
暑いのも嫌ですが、人が大勢集まる人混み (電車の中など) のニオイって気になりますよね。
気を使って香り付きの制汗剤や香水などを付けている方もたくさんおります。
香り、香料の効果についてご紹介します。

続きはこの先からどうぞ!

太古から私たちは香 (香料) を生活に活用してきました。
紀元前3世紀~1世紀の古代エジプトでは、オリバナム (乳香) 、ミルラ (没薬) などが焚香料として神事などに用いられ、芳しい香りが神にささげられていたわけです。
乳香は食用、嗜好品としても7親しまれ、虫歯や気管支炎などの治療に欠かせないモノだったようです。
没薬も強壮、健胃薬などとして使用されてました。
インドなどではアニス、シダーウッド、クミン、コリアンダー、タイム、ペッパー、カルダモン、クローブ、ジンジャー、サンダルウッドなど、現在でも馴染み深い香料が用いられていましたが、これらは香料であると同時に伝統医学で用いられる薬草でもあったのです。香 (香料) の効用はその作用機序から大きく2つに分けて考えることができます。

1.香 (香料) に含まれる成分が直接作用して生じる薬理効果に基づく効用。

2.香 (香料) を嗅ぐことで嗅覚を介して生じる心理生理効果に基づく効用。

ヨーロッパの伝統的なアロマテラピーは、植物由来の天然香料である精油を塗布したり、蒸気を吸入したり、内服したりしますが、その効用の作用機序は主として体内に吸収された精油成分の薬理作用に基づくものを考えられます。
一方、香料成分が直接的に作用しなくとも、香りを嗅ぐことで嗅覚情報が生体に伝わり、人への心身に様様な影響を及ぼすことが分かってきています。
この香りの心理生理効果に基づく効用を調べ、ヘルス&ビューティーケアへの応用を目指す研究領域は、従来のアロマテラピーと区別するためにアロマコロジー (aromachology:芳香心理学) と呼ばれています。

香りを嗅いだ際に感じる気持ちなどは香りによってそれぞれ違いますよね。自分の好きな香りを嗅いだときは気分もいいし、喜びまで感じます。
しかし、自分の好まない香りだったら嫌な気分にもなる。好みはそれぞれ、よほど香りの強烈なものでない限り、人様には迷惑をかけることはないでしょう。
しかし付けすぎには注意を! (笑)たまに 「これでもかっ!」 っていうくらい香水などを付けらっしゃる方もおられますから・・・。私も気を付けようっと。

Toaki