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メタボ → 記憶 → 飢餓

こんにちは、Toaki です。今日は愚図ついている天気ですね。
昨日とは打って変わって涼しいですが湿気はまだまだありますね。
早くカラっとした気持ちの良い涼しさになるといいな・・・。

ワタクシ只今、ダイエット中?

何故 「?」 というとダイエットというより、運動で筋力つけて、少し体重も落としたいと試みているところなのです。
食べないで体重を落とすことは簡単ですが、その人、その人にあった1日の摂取カロリーを無理やり下げるやり方は好きではありません。そこには無理があるもの。
肥満による病気の誘発の危険性が見つかったのなら無理な食事制限も必要でしょう。でもそうでないのならきちんと食事は摂りつつ、適度な運動をしていればいい。
ジムに行けないのなら、時間を見つけて部屋の中で簡単な筋力トレーニングやヨガをやれないい。と思っているワタクシがおります。

メタボ・・・

聞いたことがない人が居ないくらいメジャーになった言葉のひとつですね。
食べれば太る(これは摂取する量の問題だが)。わかっているのにアイスクリームやお菓子はやめられない(ワタクシはフルーツがやめられない、笑)。
今は素人でも雑誌のモデルになれる時代(いわゆる読者モデル)。いやいや素人だからこそ読者モデルとして人気者になれる時代とでもいっていいでしょうね。 「私も痩せれば読者モデルになれる」 と思っている人もたくさんいるでしょう。

でもダイエットは続かない・・・

それは、食べ物への衝動が強く、前頭葉の制御指令を無効にしていまうのは、気が遠くなるくらい続いた飢餓の時代を脳が忘れないからです。
脳は特に高カロリー食品が大好き!
空腹でもないのに、目の前に出てくれば食べたいと思ってしまうのは、生クリームたっぷりのチョコレートパフェなどの甘いもの。食欲が湧くのは脂肪分の多そうなトンカツとか鶏のからあげなのです。 「豆腐を食べたら止まらない」 とか 「どんなにお腹がすいてもお腹いっぱいでも野菜サラダだけは食べれる」 なんてセリフ聞いたことがありません (でも、いるかもしれないね)。

太古の昔の人類が、脂肪分とか糖分が多く含まれる高カロリー食品を発見したとしたら、千載一隅のチャンス!と思うことでしょう。だって次にいつ食べれるかわからないのだから、とにかくありったけ食べることにするもの。それが生存率を高めることにつながるというわけです。

飽食の時代になっても、私たちの遺伝子はほとんど変化していません。その結果、高カロリー食品に対する欲望は非常~に高く、衝動買い食いを引き起こす傾向が高い!空腹でなくとも、食べたいという衝動を抑えるのに非常に困難を覚えるのです。

狩猟採集生活の祖先の中で、脂肪の形でエネルギーを効率的に蓄えられた人は、少ない食べ物でも生存率が高くなります。こういう 「倹約遺伝子」 を持っている人ほど、自然選択では有利に立てたはず。
ですが・・・飽食の時代では、こういった遺伝子を持っている人は肥満や糖尿病になりやすく、生存のためにかえって不利な状況になりえる。

人種的にはアフリカ、東南アジア、ポリネシア出身の人たちはこういった倹約遺伝子を受け継いでいる傾向が高く、欧米の高カロリー食を食べることによって肥満になりやすいという説があります。
日本人もこの倹約遺伝子を欧米人の2~3倍も高頻度にもっていると言われており、だから内臓脂肪型肥満が引き起こすメタボリックシンドロームの問題はより深刻だと指摘されているのです。

食べることへの執着や欲望は遠い昔からの遺伝子の記憶によって今もなお、受け継がれているなんて・・・不思議でもあり、驚きだな。ワタクシの場合、ランチ後のお腹いっぱいの状態で 「夕食何を作ろうか」 なんて考えられないけどな~ ( ̄ー ̄;

Toaki