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閉経後の膣の話

こんにちは 増田です。

本日は「閉経後の膣」の話をさせていただきます。

閉経後のからだの3大変化
1.更年期障害
2.骨量の低下
3.膣のトラブル

1.2 はよく知られていますが、3も大問題!
閉経後、女性ホルモンが低下すると、膣は、分泌物が減り(濡れなくなり)、善玉菌が減り、徐々に膣壁の厚さが薄くなってきます。 (詳しいメカニズムは、ブログ「老人性膣炎・萎縮性膣炎と膣洗浄」へ)

●分泌物 (おりもの等) の減少
分泌液が減ると、膣内は乾燥します。SEXの時も以前のように濡れません。
性交痛を感じたら、それは久しぶりだからでも、愛が冷めたからでもありません。からだの変化です。
次のSEXにはパートナーにからだの変化を伝え、潤滑ゼリーを活用ください。潤滑ゼリーは、女性にも男性にも違和感を与えるものではありませんので、ご安心を。
性交痛をガマンしてSEXし続けると、膣壁が炎症を起こしてしまいますので、途中で潤いが足りないなと思ったら、ゼリーを追加してくださいね。
潤滑ゼリーはネットや薬局 (コンドームの棚や、膣炎の薬のあたりに置いてあります) で購入できます。主成分が高分子ポリマーではない、グリセリンなどからだに優しいものをお勧めします。
SEXの後には膣洗浄で、膣の中を洗い流し、清潔にリセットしておきましょう。

●善玉菌の減少
これは本当に大問題!
膣の中には、膣乳酸かん菌という善玉菌が住みついています。この菌は膣壁から出る栄養を分解して乳酸を作り、膣の中を酸性に保つことにより、他の微生物 (悪玉菌) が繁殖するのを防いでいます (自浄作用)
この菌が減ると・・・当然、悪玉菌が繁殖しやすくなります。
悪玉菌といっても、自分の腸や皮膚などに普通に住んでいる常在菌の大腸菌や、ブドウ球菌、連鎖球菌などの一般細菌が、ところ変わって悪役になっているだけなので、避け切るのは困難!これらの菌の繁殖により起こる痒みなどの炎症を細菌性膣炎といい (これらの菌は膀胱で繫殖すると、膀胱炎を起こします) 、常在菌のなかでも、カンジタ菌の繁殖によるものをカンジタ膣炎といいます。

陰部を不潔にしている、下着を何日も取り換えない、きついガードルで陰部が長時間蒸れる、などの物理的な刺激があると悪玉菌が膣に入り易くなります (尿漏れパッドの着けっぱなしにも注意!)
また、疲労、ストレス、体調不良、抗生物質やホルモン剤の使用、などは善玉菌がさらに減る原因となります。
つまり・・・閉経後は誰でも若い時より膣トラブルが起きやすくなっているのです。
陰部のかゆみ、膣のかゆみ、普段と違うおりもの等には、早期対応! 悪玉菌が大繁殖する前に、膣洗浄して、陰部を清潔に風通し良く保ち、膣内環境をリセットしましょう。

●膣壁の厚さが薄くなる
これは、お肌が薄くなるのと同じで、止められない自然現象。
薄くなるスピードには個人差がありますが、だんだん膣の機能が落ちていきます。薄くなってくると、分泌物がさらに減り、自浄作用も下がり、膣のヒダが減り、乾燥して膣が弾力を失っていきます。
乾燥して弾力のなくなった膣は、傷つきやすくなります。
乾燥感や痛み、出血などがある場合は、婦人科へ相談ください。女性ホルモンを補充することで、短期間で症状が改善されます。

閉経後の膣はケアが大切なのです!

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