「本当に欲しいもの」を送り出すための企画開発会社

介護実習一日目@在宅訪問

こんにちは Toaki です。
今日は暑かったですね。
今朝は朝から介護実習に行っておりました。
会社帰りに通っていた学校の講義は先週で終わり、月末から6月にかけて実習があります。

今日はその一日目で個人宅に伺っての生活援助です。利用者本人が主に利用する居室の掃除、本人の衣類の洗濯、お買いもの、本人のための調理など、日常生活の援助になります。
基本、利用者本人以外方の(家族等の居室や洗濯や掃除など。ペットの散歩も庭の草ぬしりなどは介護保険上認められていません)方の援助はしません。
今日伺ったのは都内の二か所の利用者宅。両方の方の家は歩いて数分だったのでとても楽でした。

一件目。
女性のお一人暮らし。近くには娘さんが住んでいてよく遊びには来るとのこと。娘さんが働いている時間、ペットの面倒を見ている。とても静かな利用者さまで、室内の掃除(トイレ、お風呂含め)のみ。約1時間。利用者さんはチラシを読みながら寝てました(*^_^*)

二件目。
マンション暮らしの女性のおひとり暮らし。ご主人は他界されており、最近そのマンションに移ってきたとのこと。なのでお部屋はとても綺麗でした。綺麗なお部屋ですが室内の掃除(サッサ、コロコロテープのみ)、床拭き、トイレの掃除。お買いものをし、おにぎりが食べたいとのことで作る。この方、教えていただいたヘルパーさんだけはお気に入りらしく、ほかのヘルパーさんには怒鳴ったりもするそうです。

利用者さんは十人十色。
それぞれにご自分のルールらしきものがあり、それが間違ったことでも「それは違います!」なんて説き伏せずに、その通りに行うのが鉄則のようですね。よっぽど間違ったこと(特に危ないようなこと)はアドバイスが必要でしょうが、それ以外は受け入れる方が無難だそうですよ。「顔が気に入らないからヘルパー変えろ」とか、「元気な人は苦手」とか、色々とヘルパーに対する欲求は多様ですが、結局のところは何かを欲求しているのには変わらないんだと。

一人暮らしをしている高齢者(介護・介助が必要な)を目の前で見てお世話をすると何故だか心が悲しくなるし、寂しいんだろうなって思うのです。将来、自分の両親も年を取り高齢者になっていくのだし、私だって例外ではありません。自分がいかに高齢者として介護を受けいれ、お世話になるかを考えてしまうもの。言えることはこれから必ずやってくる超高齢化社会の現実。わたしたち3人に1人が高齢者を支えていかなくてはならない。その両肩にのしかかる重圧は重いのでしょうね。しかし、自分たちもしかり、若い人たちに支えてもらう日も近い。

国は病院はこれ以上、増やさない方針だし、国が運営する老人ホーム等も増えないのだろうし、増えるとしたら有料版。高いお金を出せる人だけがお世話になれる施設。だから国は在宅介護に力を入れているのです。力を入れてもそれに関わられるヘルパーや介護福祉士等の数が絶対的に足りない(足りないというのは実際に今、その職に就き働いている人が少ないない)。待遇も良くないんじゃ、その職に就く人は増えないよね~。今の仕事があるので介護の世界にすぐには進みませんが、何らかの形で携わっていくことは出来るし、将来の自分への勉強にもなるからこの講義、実習はとっても良かったと思ってます。

だってウン十年すれば明日は我が身だもの・・・。

Toaki